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【経営革新コラム】 儲かるキラーサービスをつくる社長の視点 第51話: 成功する経営者が見えてるもの

 

成功者には謙虚な人が多いです。これは経営者しかり、スポーツ選手しかり。「いまのうちの会社があるのは社員のがんばりのおかげだ」とか、「今日勝てたのは相手のミスとチームメイトのプレーに助けられたからだ」とか。

例えばただいま絶賛活躍中の大谷選手も、23歳とは思えぬその謙虚なコメントが話題になっています。

なぜ成功者は謙虚なのか。それには理由があります。彼らには、自分を取り巻く「構造」が見えているということです。

例えば大谷選手が2勝目を挙げた試合後のコメントは「今は相手が自分のことをよく理解していない状態なのでいいほうに転がっているが、いずれくる壁を破れるように準備したい」というもの。これなどはまさに客観的に自分をとりまく状況が見えているということの表れです。

このように、起こった結果の背景が見えてくると、いい結果が得られたとしても、それは自分の働きだけで生じたものではないということがわかるため、謙虚と捉えられる言葉が自然と出てくることになります。

大谷選手の別のコメント「これまでで最高のピッチングは小学生のとき」というのも、冗談で質問をはぐらかしているのではなく、そのころは目の前の結果に一喜一憂できたが、構造が見えてくるようになると、狙ったコースにいったか、配球の組み立ては有効だったか、といった自身の課題に意識が行き、結果だけを素直に喜べなくなるということと理解できます。

これはビジネスにおいても全く同じで、目の前の結果に一喜一憂するのではなく、その結果の背景として、狙った戦略や戦術の何が効いたのか、もしくはラッキーパンチか、単に市場の伸びや特定顧客の特需ではないか、今後の見込みはどうか、修正の必要はあるか、、、といった、その結果から読み取れることを全方位的に見ていくことが必要です。

つまり構造を見るためには物事を俯瞰する力が必要ということになりますが、この「俯瞰」ということの重要性は昔からいろんなところで言われているものの、この言葉の定義が誤って解釈されているのが実態です。

俯瞰するという言葉を単に「広く全体感を捉える」という程度の解釈で捉えると、「いや細部も重要だ」とか「全体ではなくもっと現場を見るべきだ」といった的外れな主張が出てきたりしますが、俯瞰するとは本来「広い視野と客観的な視点で物事を見る」という意味です。つまり、たとえ現場のことだろうが何だろうが俯瞰することができるわけです。

例えば社員が何かミスをした場合も、「なぜ彼がこのミスをしたのか」と考えるだけではなく「何が(どんな環境が)彼にこのミスをさせてしまっているのか」とその構造的な背景に目を向けることが俯瞰する力ということです。

人間は「事実」を正確に捉えることはできません。そもそも絶対的に正しい事実などこの世に存在せず、すべては解釈です。そして人はどうしても偏った見方で物事を解釈してしまいます。自分でも気づかないうちに自分に都合のいい眼鏡をかけているのです。

だからこそ、自分のものの見方、捉え方を疑ってかかることが重要で、自社の取り巻く環境を俯瞰し、前から後ろから、上から下からといろんな角度から捉えなおしてみると、いままで気づかなかった事業の打開策は必ず見えてきます。

それはまるで、それまで相手にされなかったシンデレラがガラスの靴を履いたことで美しく変身したように、まだ誰も目を向けていないが、光を当てれば大きく儲かる領域というのはどこの会社にでもあります。

現に弊社の下でもそんな「手つかずのシンデレラゾーン」を取り込んで事業を飛躍させている企業が数多く生まれています。

自社の取り巻く環境をあらためて俯瞰してその構造を見極め、業界の盲点をつくユニークな事業を展開していきましょう。

次は御社の番です!