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【経営革新コラム】 儲かるキラーサービスをつくる社長の視点 第100号:運を味方にする社長に共通する心構え

 

大きな成功を遂げた人物が、その成功の理由を聞かれて「運がよかった」とか「天が味方した」といったコメントをすることがあります。

「最後は運」という言い方もされるように、勝負事においてはこの「運」を味方にできるかどうかが勝負の分かれ目だったりします。

私がこれまで関わらせていただいた経営者の中にも、「この方は本当に運を味方につけているな」と思えるような、それこそ神がかり的な勢いでどんどん事業を伸ばされていかれた方もいらっしゃいます。

では、そういった、「運を味方にできる人」というのは、どういった心構えや習慣を持ち合わせいるのでしょうか。

それは「運に頼らない人」です。

「最後は運」とは思いながらも、自分ではコントロールできない「運」に頼る発想は捨て、とことん自らの思考と実践に向き合う。

何かに任せるのではなく、「頼めるのは自分だけ」と、自分ですべてを背負って目の前の課題や困難に立ち向かっていく。

このように、どこまでも自力に頼む者だけが、最終的に運も含めた他力を味方につけることができるのではないでしょうか。

確かに「流れが悪い」というときはあります。何をやっても裏目に出てうまくいかなかったり。自分より全然努力していない人間が、運よく大きな成功をつかんだりすることもあるでしょう。そんなときは、つい自分の不運さに嘆きたくなるものです。

私たちはそうやって、自分ではコントロールできない何かに振り回されます。挑戦すればするほど、「努力しても報われない」という現実を見せつけられることになります。

しかし、そんな不条理なこの世界から目を背けず、歯をくいしばって努力と挑戦をつづける中で、ときにふっと誰かに背中を押されるように事が進む瞬間がある。それが成功者のいう「運が味方をした」ということではないでしょうか。

つまり、「運」などは圧倒的な努力を重ねた者だけが語れる境地であり、最初から「運頼み」にすることは弱者の現実逃避でしかないともいえます。

昨日、新しい元号が発表になりました。「失われた30年」ともいわれた平成の時代が幕を閉じ、次の新しい時代に期待を寄せる声も多く聞こえてきます。

しかし、新時代の幕開けに水を差すようで恐縮ですが、元号が変われば自分のビジネスや人生が好転するなんていう期待は、自己都合の妄想でしかありません。元号が変わろうとも、東京五輪があろうとも、自らの思考と行動を変えていかなければ現実は変わりません。ツキやいい流れというものは自分で手繰り寄せるしかないわけです。

では何をすればこれまでの流れを断ち切り、事態を好転させることができるのか?

これは、自分にとって、あるいは自社にとって、最も根が深い課題に取り組むことです。問題のボトムに迫ることです。

そんなの当たり前じゃないか、と思われるかもしれませんが、これまで数多くの企業の経営改革に関わらせていただいた経験から言えることは、多くの経営者が自社の経営改善に取り組みながらも、肝心の一番根っこの課題は後回しにしていることが非常に多いということです。

これは、たとえば事業コンセプトそのものであったり、下請けの構造であったり、仕事の仕組み化の問題であったり、少数顧客に頼る構造の問題であったりと、課題の内容は様々ですが、それが問題であることは経営者自身もなんとなくでもわかっているのに、やりきれるイメージや自信が持てずに問題を先送りしているケースが非常に多いのです。

自社にいい流れを引き寄せるには、自社の一番の「がん」である部分から逃げてはいけません。ずるずると問題を引きずるのではなく、ここで断ち切る必要があります。元号が変わろうが何をしようが、悪い部分は断固断ち切る『切断力』こそが、会社を変えるために経営者に求められることです。

新しい時代に期待したいのは誰でも同じです。しかし、大事な社員を抱えながら、この報われない不条理な世界で勝ち切らなければならない経営者が、自分でコントロールできないものに期待しても意味がありません。時代が変わろうが変わるまいが、自らは常に変わっていかなければならないのです。

目を背けたい会社の一番根っこの課題。ここに手をつけることはしんどいです。しかし、それを放っておいては状況は好転することはありません。最初は苦しいですが、問題のボトムにメスを入れ、そこを解決すれば、その土台の上に次なる打ち手を積み上げていくことができます。会社が飛躍するベースが整うのです。

御社は新時代を駆け抜けるために、自ら切断力を発揮しますか?

それとも、新時代に自己都合な期待を寄せて他力に頼みますか?

御社の新しい幕開けを当社は全力で応援します。