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【経営革新コラム】 儲かるキラーサービスをつくる社長の視点 第126話:社長が理解すべき「会社の一番の無駄遣い」

「先生のセミナーは有料でしたけど、あれが無料だったら私は参加してなかったですよ。しっかり値段をつけていただいて良かったです。」 ―― 当社が定期開催しているセミナーにお越しになり、その後コンサルティングを開始された社長のお言葉です。

当社のセミナーの参加費は3万円超と、比較的高額に設定しています。これは、社員向けではなく経営者向けの内容であること、4時間で経営のやり方や事業コンセプトを見直すための考え方をお伝えしていること、忙しい経営者向けに利便性のいい会場を借りていること…といった理由もありますが、それよりも、「経営上役に立つ学びにはしっかりお金を払う」という社長だけに来ていただきたいという考えから、この値付けにしています。

別の言い方でシンプルに言うと、「安いから行く」という人を排除しているということです。

世の中には無料セミナーが氾濫しています。経営者向けのものであっても無料のものがたくさんあります。それを見るたびに私は「経営者に失礼では?」と思ってしまうのですが、無料のセミナーがこれだけあるということは、それらに参加する経営者もいるということなのでしょう。

社員の方が無料や低額のセミナーに参加して、その内容が役に立たないものだったとしても、「まあ無料だしこんなものか…」という感じで済ますことができるかもしれませんが、社長の場合はそうはいきません。

社長が一日会社を留守にしてセミナーに参加するコストは、単なるセミナー参加費用に留まらないことは言うまでもありません。その一日、あるいは地方から東京に出てこられる場合はほぼ2日間時間を取られてしまいます。

その2日間で社長ができることを考えたら、少なくとも数十万円のコストをかけてセミナーに参加しているようなものです。そう考えると、セミナーが無料だから行く、3万円だからやめておく、などと数万円の差を論じていてもまったく意味がないということになります。

何が言いたいかというと、一番高いのは「社長の時間」だということです。

ビジネスは何にお金を使うかの勝負です。事業を伸ばすために何に投資をするか、社長は頭を使います。機械設備なのか、人材なのか、広告費なのか…、何にどれだけ投資すればどれだけリターンがあるかを考え、事業計画をつくります。

しかし、一番高いのは社長の時間だとお伝えしました。つまり、社長がそもそも「筋の悪い事業」に身を投じているとしたら、それは最も大きなお金の無駄遣いということになります。

経営者の仕事は誰にでもできることではありません。将来のビジョンを考え、それを実現するための方策を打ち出し、それを説得力と熱さをもって社員に語り、彼らを動かす―― そんな仕事ができる経営者というのは、その会社だけでなく、社会にとって非常に貴重な存在です。国は経済で支えられているのですから、経営者がしっかり利益を出さなければ、国力は細っていくばかりです。

そんな大役を背負っている経営者、つまり社長が、「どうやっても大して儲からない事業」、つまり「筋の悪い事業」に身を投じているとしたら、これは社長の人生の無駄遣いであり、また社会にとっても無駄遣いなのです。

世の中には、現状の自社の設備よりもいいものが出ていることでしょう。いまの社員よりもいい人材もいることでしょう。いまやっているマーケティングよりも効果が出るやり方もきっと存在することでしょう。しかし、事業そのものが筋が悪いとしたら、そういった新たな投資も無駄になります。根本から見直していかないと、お金も時間も生かされません。

社長はご自身の時間が非常に貴重なものであることを再認識する必要があります。事業というのはお客様、つまり世の中に仕えて報酬をもらうわけですから、社長の仕事はある意味、公職であるということができます。そんな、公職についている社長は、社会の役に立ち、お客様から感謝され、しっかり利益も残せる事業に身を投じる必要があるのです。

「忙しいけど儲からない…」とか、「うちの会社はもっとできることがあるはず…」とお考えの社長は、今一度ご自身の理念に立ち返り、自分はどんな事業に投じるのか、自分の人生をどう使うのか、ということをぜひお考えいただきたいと思います。

そして、理念はある、やりたいことはわかっている、それを具体的に事業コンセプトに落とし込んでいきたい、しっかり事業のかたちにしていきたい―― そのようにお考えの社長は、その貴重な時間を一日だけ、当社のセミナーに費やしてみてください。事業の方向性を考えるヒントをたくさん用意してお待ちしております。