
第84話:自由であるはずの社長を縛りつけるもの
前職の商社時代の先輩で、現在はその商社の子会社で社長をしている方と久々にお会いし一献傾けたときのことです。その方が語る「我々社長がやるべきことは~」というセリフに違和感を感じました。 確かにその方は大企業の子会社といえども一つの会社(法人)の社長です。しかしながら、その方…
「特別ビジネス」の構築で利益3倍化を実現
自社の独自の強みで競合を凌駕したい、不毛な価格競争から脱却したい、さらなる成長のため経営を仕組みでまわしたい……そんな経営者の方々のための、気づきやヒントをつづった専門コラムです。ぜひご活用ください。(毎週水曜日更新)
前職の商社時代の先輩で、現在はその商社の子会社で社長をしている方と久々にお会いし一献傾けたときのことです。その方が語る「我々社長がやるべきことは~」というセリフに違和感を感じました。 確かにその方は大企業の子会社といえども一つの会社(法人)の社長です。しかしながら、その方…
「どうすれば社員は本気になるんでしょうか?」— そんな経営者の質問に対して、あるコンサルタントが回答しているのを聞いたことがあります。 彼曰く「社長の想いを社員に伝えることです」と。 しかし、社長の想いをいくら語っても、社員からしたらどうでもいいと思われ…
「値決めは経営」とは稲盛和夫氏の言葉ですが、数ある重要な経営ファクターの中で、この「値決め」ほど軽んじられているものはないでしょう。 値決めによって当然ながら得られる利幅は変わりますし、ビジネスというのは利益を生み出す競争(ゲーム)なわけですから、本来は稲…
社長のための「思考と行動の2つの質問」、その1つ目である「心は自由であるか?」について前回お伝えしました。 無意識のうちに自分の中に気づかれた狭い思考の枠に気づき、その枠を取っ払ったクリアな眼で世界(市場)を見ていかなければ、経営においてブレークスルーを起こ…
企業理念とは別に行動規範を定める会社があります。行動規範とは社員一人一人がどのような行動を取るべきかの判断となる考え方となります。 企業理念はその性質上どうしても抽象的な内容になりがちですが、行動規範は一段具体に落とした表現にしやすいですから、それを定めるこ…
2018年もあと2か月で幕を閉じます。リーマンショックからちょうど10年ですが、この10年はインターネットとスマートフォンが産業を大きく変えてきました。その変遷を振り返ると隔世の感があります。 そしてこれからの10年は、人工知能(AI)とブロックチェーンが、…
社会現象や法規制など、何かの要因で需要がいきなり半減するという、企業にとっては非常に恐ろしいことが起こったりします。 たとえば、政府によるクールビズ導入によってネクタイの需要は3分の1まで減少したとか。 かつての日本が誇るガラケーもスマホの登場で一気に市場撤…