
第42話:儲かっている会社が共通してもつ危機感
「うちも差別化しないとマズいとずっと思っているんですよ…」と初めてお会いした経営者に言われることがあります。差別化する必要性はわかっていても、それにしっかり着手するきっかけがないと。 つまり、将来的に行き詰まる可能性は感じていても、今はそこそこ忙しいし、業績も落ちているわ…
「特別ビジネス」の構築で利益3倍化を実現
自社の独自の強みで競合を凌駕したい、不毛な価格競争から脱却したい、さらなる成長のため経営を仕組みでまわしたい……そんな経営者の方々のための、気づきやヒントをつづった専門コラムです。ぜひご活用ください。(毎週水曜日更新)
「うちも差別化しないとマズいとずっと思っているんですよ…」と初めてお会いした経営者に言われることがあります。差別化する必要性はわかっていても、それにしっかり着手するきっかけがないと。 つまり、将来的に行き詰まる可能性は感じていても、今はそこそこ忙しいし、業績も落ちているわ…
世の中はこれだけ目まぐるしく変化しても、コンサルティング業界でクライアントに指導されている経営戦略やマーケティングの内容は数十年ほぼ変わっていないというのが実情です。 これは、その内容が本質的な原理原則だから変わらないといったカッコいい話しではなく、指導する…
賭け事において一番大事なこと、それは流れを読むことです。こうすれば絶対勝てるなんてことは八百長でない限りあり得ないわけですから、もちろん勝てるロジックや法則性はおさえた上で、最終的に勝負を決めるのは、いかに流れを読み切り、その流れに乗ることができたかどうかです。 これはビ…
社長の話を少し聞いただけで、その会社の状態はおおよそ想像がつきます。話の内容そのものよりも、社長が語る文章は何を主語にしているかを見れば、その社長の意識がどこに向いているか判断がつくからです。 うまくいっている会社の社長が語る文章は、顧客や競合、またはその業界に関する言葉…
ものづくりの会社であることをアピールする企業は日本にはまだまだ多いです。しかし、”モノ”、つまり商品そのものによる差別化の余地はいまやほとんどなくなってきています。 いまやモノが溢れひと通りのものはみんなすでに持っています。新しく必要なものなどほとんどありません。よほど目…
「まず構造(全体)があって、その中で個(部分)の世界が振り分けられる。」 常々お伝えしている現代哲学の世界観ですが、ビジネスで成功するためには、自分や自社(個)ではなく外の世界、つまり市場や競合(全体)の動態を捉え、その構造に合わせてうまく立ち回っていくことが必要です。 …
年末にはどこも恒例の大掃除。昨今の断捨離ブームも相まって、大掃除の際には思い切って不要になったものを捨て、スッキリした気持ちで新年を迎えられた方も多いと思います。 なぜ今「断捨離」という言葉がもてはやされているのでしょうか?それは、ある意味まだ使えるものを捨てるという本来…